留学&キャリアとしての留学カウンセラー

留学の全てを知る留学仕事人の得する留学情報、業界動向、留学カウンセラーになるためのノウハウ等の解説

危ない留学エージェント

 世間には留学エージェントを胡散臭く思ったり、不当利益を上げたり、詐欺まがいの行為をしていると不信感を持つ人たちがいまだ存在する。
それはネットの掲示板やSNSなどを見ているとよくわかる。

私たち留学エージェント業を営むものとしては非常に悲しい事実だ。

ネット情報や留学体験者が増え、これだけ留学情報の入手が容易になったのに、なぜこのような状況がいまだ存在しているのか?

いろいろな理由があると思うが、最終的には私たち留学業界がまだ成熟し切れてないからであろう。政府の規制も無く、大きな投資もいらないなど参入障壁が低いため、質の低いエージェントも確かに存在する。より悪いことに、どう見てもお金儲けを最優先に、強引な営業や誇大広告を行うエージェントもいる。

最近、ここ4・5年で結構大きくなったあるエージェントの経営が危ないとの情報があちこちから聞こえてくる。

私は定期的に、国内だけでなく国外の学校や留学エージェントの知人と情報交換をしているが、今月に入ってオーストラリアとイギリスの学校から、その日本のエージェントが授業料の支払いが遅延しているとの情報が届いた。先週はインドネシアにいる知人から、そのエージェントが各学校に支払いを待ってほしいとの旨の連絡を入れているとの情報を聞いた。

業界に長くいると、5年ぐらいの周期で、急成長した比較的大きな留学エージェントがつぶれて、その会社の利用者に迷惑をかけて新聞などに取り上げられる事件が発生するのを見てきた。

今回は、そのような事件にならないことを祈るばかりだが、本当にそのような輩が、存在しえてしまう状況を何とかしないといけないと思っている。

業界団体のJAOS
は、ガイドラインを作り、エージェントの質の向上に尽力している。だが参加団体は40業者ほどで、今回のエージェントはもちろん加盟していない。

業界人として、留学エージェントが消費者の信頼を勝ち得るよう努力していきたい。


LTM Star Award

今年のLanguage Travel Magazine(LTM)の Star Awardの発表が先日あった。

授賞式の模様はこちら>>>


このAwardはLTMが年に一度、この業界の学校側とエージェント側に呼びかけて行っているもので、学校側は自分が品質が一番いいと思うエージェントを選び、エージェントはその逆で学校を選ぶ。
LTMがその集計を元に、彼らが毎年イギリスのロンドンで9月に行うAlpheに合わせたタイミングで、アカデミー賞のように、ノミネートを受けた学校やエージェントを招待して、その会場で受賞者の発表を行う。

このイベントが始まった3・4年前は、私も含め「国際教育とこんなイベントとフィットしないんじゃないの?」という冷めた反応が多かったが、昨年ぐらいからは、投票期間になると皆必死に、自分の機関の売込みをするようになって来た。またイベント自体も華々しく、この受賞を目標に、頑張る機関も出てきたように思う。

このようなイベントをこの業界で行うという発想が、つくづく「欧米だなあ」と思うし、仕事を楽しみ誇りを持つ彼らは凄いと思う。受賞して喜ぶ同業者をみるとこちらまで嬉しい気持ちになる。

今回の受賞者の中に仲の良い有人が何人か含まれていた。
LTM Star Agency North AmericaのWinner: The Learning Traveller, CanadaのCam Harvey
LTM Star English Language School - EuropeのWinner: inTuition Languages, UKのNorman
LTM Star Chain SchoolのWinner: Navitas (ACE)のJohn

他にも、多くの取引先が受賞していた。皆さん本当におめでとう!

世界の大学のランキング

最近は日本のメディアも、世界の大学のランキングについて取り上げることが多くなったと感じる。

殆どの場合、イギリスの「タイムズ」誌かアメリカの「US News」の別冊のランクを引用している。「タイムズ」誌の別冊では2007年東京大学は17位(アジアでは1位)で、次に高いランクの日本の大学は、京都大学の25位だった。

私が留学カウンセラーを始めた22年前は、ランクと言えば「ゴーマンレポート」を使っていた。

これらのランクはどのように決めているのだろう?今回、All Aboutの「短期・ワーキングホリデイ」担当のガイドである加東さんが解説記事を書いている。
記事「どうやって決めるの?世界大学ランキング」はこちら>>>

彼はNPO法人JAOS海外留学協議会の理事もやっていて、私も時々会合で一緒になる。彼は8月から、All Aboutのガイドになり、毎週貴重な情報をアップしてくれている。

しかし、日本の大学もっと頑張ってランクを上げてほしいものだ。特に私立の大学のランクが低いのは情けないと思うのは私だけだろうか?

日本の高校からハーバード

前回、アメリカトップ校における、日本人留学生の人数の減少に書いた。

ただ、日本の高校からアメリカトップ大学を目指す高校生はここ数年、少しずつだが増えているようである。(最近のサンデー毎日にも特集されていた)

ご存知のとおり、英語の壁があり、日本と入学選考の方法が全く違うアメリカのしかもトップ校に日本の高校生が入学することは、限りなく困難である。

しかし最近私の身近なところで、日本の高校生の米国トップ大学進学サポートをする2つの動きが始まり、ここでご紹介したい。

一つ目は、私が以前勤めていたプリンストンレビューから名前が変わったAGOSの海外トップ大学進学準備プログラム。昨年から始まり、1年目にして、めでたく受講生がハーバードなどに合格した。
合格者のセミナーの様子はこちら>>>


そして二つ目は、ベネッセが始めた、進学塾「Route H」だ。この塾のエグゼクティブ・ディレクターの森田氏は、UCBで学士、ハーバードとケンブリッジで修士を取っている秀才で、私がアルクに勤めている時に知り合い、彼の著書の「5歳から始めるハーバード留学準備」(アルク刊)の中で、私も幼年期からの国際教育に関してインタビューを受けている。

全ての国内高校生に海外留学がベストチョイスであるとは全く思わないが、志と意欲を持っている、優秀な高校生が、海外のトップ大学に挑戦しやすい環境が整うことは非常にいいことだと思っている。今後もこの私にも縁がある2つの会社の取り組みを見守って行きたい。

スタンフォードの日本人留学生数

以前の私の同僚が、無事スタンフォードの教育大学院を卒業した。
彼は1年間のe-learning関連のプログラムを履修して、なんとGPAは3.9だったそうだ!

そんな彼が留学生活最後のブログで書いていたのが、日本人留学生の減少の問題だ。

以下彼のブログからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回痛切に感じたことは、日本人留学生の減少傾向です。私が在籍していた2007-2008年のスタンフォード大学の日本人大学院留学生数は68名でした。でも10年前は200名ほどの留学生が在籍していました。

スタンフォードの留学生数は増えていて、その中でもアジア人比率が高いにも関わらず、日本人学生数は減少しているのです。中国457名、インドは382名で、人口の比率から見れば十分に納得できる人数ですが、なんと韓国からの留学生は363名もいます。

韓国の人口は日本の半分以下にも関わらず、留学生は日本の3倍以上。ちなみに台湾からの留学生でも117名います。日本の衰退を感じずにはいられません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本人留学生の減少の問題は、このブログでもたびたび取り上げてきたが、アメリカだけでなく、英国、オーストラリアやカナダなどでも、起こっている問題である。

留学の啓蒙を日々一生懸命にやっている留学業界の一員としては、どうにか日本がこのトレンドから脱却できるよう、頭をひねっている。

世界の留学生増加トレンドにある、日本の国際化という観点から見ても、一日も早く、より多くの日本人が海外留学を目指す、社会にしていかないといけないと思っている。


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Appendix

留学仕事人

留学仕事人

留学プロデューサーとも呼ばれる。

「こうすればなれる留学カウンセラー」(リーダーズノート社刊)の著者

留学業界20年以上。世界の学校500校以上を視察。海外の業界紙や国際会議で日本の留学事情を発信している留学仕事人。日本だけでなく海外の留学業界事情にも精通。

何故か音楽も都市もソウル好き。往年のソウルダンサー。最近はサイクリングがマイブーム。愛車はコペン。

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