留学&キャリアとしての留学カウンセラー

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米韓政府肝いり?韓国大学生向け米国インターン

先週、UCLA ExtensionのBill Gaskill博士といろいろ話す機会があった。

彼に、私が中心になって10月から始めた新規ビジネスのGlobal Career Gate について紹介した。

UCLAのExtensionコースは英語をはじめ、数多くの実践的な社会人向け生涯教育コースを提供していて、多くは留学生も受講できるようになっている。

Gaskill博士は、そのような社会人向けプログラムをGlobal Career Gateで紹介できればと話してくれた。

Global Career Gateの留学以外の大きな柱として米国有給海外インターンシップのプログラムがあり、それについて話をすると非常に興味を持ってくれ、最近の韓国の大学生向けインターンシッププログラム(The WEST program)について紹介してくれた。

面白いプラグラムなのでここで紹介したいと思う。

このプログラムは今年の8月に行われた韓国と米国大統領の会談の際に正式に決まったもので、両国間の相互理解を促進するためのものだ。

WESTというのはWork, English Study and Travelの略である。このプログラムは米国のJビザでのものだが、われわれがインターンシップとして利用するTraineeカテゴリーとは内容が少し違い、略にあるように、まずしっかり英語研修(最低でも450時間)を受けて、企業インターンに移り、その後自由に旅行ができるというものになっている。
対象は韓国人大学生と大学卒業者で、最長18ヶ月まで米国滞在が許可される。

現在、アメリカには7万人近くの韓国人留学生がいる。これは1位のインド、2位の中国についで3番目に多い数字で、4位の日本は約34000人で、上位3位までの国が毎年留学生数を増やしているのに、日本は毎年数が減少している。

前年対比で11%も米国にいる韓国人留学生の数が増えている国が、更にこのWESTプログラムのようなものを導入し、両国のつながりの強化をしようとしているのに、前年対比4%減少の日本では、全くこのような留学生送り出しの動きを政府として行っていない。

Japanパッシングなのか、日本とアメリカの相互理解は既に十分と言う理解なのかわからないが、留学促進を仕事としているものとしては非常に寂しい。

日本の将来のためにも是非、日本政府も受け入れだけでなく送り出しにも本格的に取り組んでほしいと思う。

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ロシア留学のポテンシャル

最近、大前健一氏の「ロシア・ショック」と言う本を読んだ。
多くの日本人にとって、今一つわからないし、いい印象が無いロシアについて、多くのデータや著者の体験から非常にわかりやすく分析&説明してくれている。

原油価格も下がり、現在、ロシアの成長に陰りが見えて、今後の大きな成長は期待できないと言う論調がある中、大前氏はロシアはインドや中国より、今後も順調に成長すると書いている。

BRICsの中でもロシアが今後伸び続ける理由 
・世界有数の天然資源保有国
・きわめて高いて高い教育水準
・中間所得層の存在
・EUとの関係強化の可能性


このようなロシアの成長ポテンシャルを考えると、その市場で活躍できる人材の必要性がとても大きいことに簡単に気付くと思う。

エリートロシア人の多くは当然英語はできるが、ロシアの地理・文化・風習に明るく、ロシア語もできる日本人はより大きなチャンスがあると思う。それを考えるとロシアへのロシア語留学と言うのは今後「来る」かもしれない。

しかもどういうわけかプーチン前大統領をはじめ、ロシア人の中には親日家が多いし、彼らは日本の工業製品の大ファンだと言う。これは日本人留学生にとっては、非常にいい環境と言えるだろう。

今年の春に東京で行われたICEFに参加したときにロシア語学校Liden & Denz Language Centreオーナーと話をしたことをこのブログでも書いた。その時彼は、日本人がロシア留学するときのネックとして留学費用の高さ(セントピータズバーグの物価の高さ)を指摘していた。しかし昨今の円高で、その状況もだいぶ変わってきている。

また、何と彼はその後IALCのPresidentになっていた。世界の学校たちもロシア語留学のポテンシャルを見通しているのだろう。



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アジア人財資金構想

ちょっと前になってしまったが12月10日に行われた「アジア人財資金構想」シンポジウムに参加してきた。

平成19年度から経済産業省と文部科学省で実施している、この「アジア人財資金構想」は、優秀な留学生の日本への招聘を行い、日本の教育機関で学ばせ、日系企業への就職サポートするスキームで、産業界と大学が一体となって推進している。

経産省の新川氏の講演では、なぜこのスキームを国が後押ししているのかをわかりやすく説明してくれた。
1 日本企業における人材国際化の重要性
 → 国内市場の縮小とグローバル化の進展により、海外市場の重要性が増大

2 日本企業の国際化の進展
 → 現地マーケットへの参入・拡大に欠かせない高度外国人人材の獲得

3 求められる”多様化(ダイバーシティ)(=内なる国際化)”
 → 外国人だけでなく多様な人材が活躍できる企業組織・文化への移行

4 低い留学生の定着水準
 → 日本へ留学する海外の留学生は多い中、せっかく入った留学生もうまく活用できていない

5 留学生の採用による日本企業の意識変化

つまり「国内市場の縮小で新興国の多いアジア市場に打って出なくてはならない。また国内の労働人口が縮小するので、労働力確保のためにも優秀な留学生が必要。そして勝てる企業になるためにダイバーシティがある組織を持つ企業になっていかねばならず、そこにも留学生を採用する意義がある。」ということだ。

このスキームは3年間続き、平成20年度予算額は32.6億円、21年度の予算要求額は36億円になっている。

このスキームに参加する日本の大学は、国のサポートを受け留学生の受け入れや人材育成を行っているし、留学生が奨学金をもらえるプランもある。

素晴らしいプログラムだと思うが、このように一部のいわばエリート留学生だけをピンポイントでサポートするだけでなく、絶対数が多い日本語留学をする層などにも目を向けたプログラムが必要だし、受け入れだけではなく、是非日本人の海外留学を促進するために、もっと国の施策を行ってほしいものだ。

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日本人MBA留学生の推移

私が以前勤めていた海外大学院・大学入学準備校のプリンストンレビュー(現AGOS)の時、担当者としてセミナーなどをお願いした、MBAホルダーなど向けの人材紹介会社AXIOM(アクシアム)が日本からのMBA留学生の推移調査の最新結果を公開した。
アクシアムは1999年から毎年この調査を実施しており、海外有名ビジネススクールの日本人の動向がわかる貴重なデータになっている。

今回の調査結果の特徴として
・全体として、企業派遣も私費も日本人学生が減少している
・私費学生数が増加したのは13校、横ばいが6校、減少が19校
・企業派遣学生数が増加したのは9校、横ばいが8校、減少が21校
などが挙げられている。
詳しいデータなどはこちら>>>


国内で一時見られたようなMBAブームのようなものは、現在だいぶ落ち着いてきているようだが、逆にMBAの社会的認知度は上がり、書店に行けばMBAがタイトルに着いた本はたくさん見られるようになった。

国内MBAのプログラムも出揃って、英語や投資費用など高いハードルを乗り越えてまで、海外でMBAを取る価値があるのかを強く問われる時代になったと思う。

それでも私は敢えて、多くの日本人にトップMBAを目指してほしいと思う。まだまだ海外TOPビジネススクールには世界のトップエリートが集まるし、その集団の中で揉まれて、世界に通用するビジネススキルとコミュニケーション能力を身につけ、パワーエリートとのネットワークを築いてほしい。そこで習得したものを日本の企業で、そして社会で日本の変革のために活かしてほしいと思う。

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国際舞台で活躍するキャリアと大学院留学の意義

1ヶ月程前の出来事になりますが、新宿で行われた「国際協力キャリアフェア」に、参加しました。最近、自分が中心になって立ち上げた「国際キャリアスキル習得サポートサイト」のGlobal Career Gateの仕事に参考になると思っての参加でした。

毎年1度行われるフェアで外務省やJICAも協力するイベントです。参加団体は外務省、JICA、ジェトロなどの政府機関、国境なき医師団などのNGO、国際関係などのプログラムを持つ大学、ユニセフや世銀などの国際機関などで、何と参加者は2000人近くにもなります。

このイベントのことは偶然に知ったのですが、私も参加登録をしようとしたら、既に受付不可になっていたので、運営委員会に話してオブザーバーとして参加させてもらいました。

さて今日の話の本題ですが、このフェアに出展者として参加した私の古巣でもあるAGOSの横山会長のセミナー「国際舞台で活躍するキャリアと大学院留学の意義 」の内容がとても良かったのでここで紹介したいと思いました。

私の元同僚&先輩である彼のセミナーはいつもインスパイアリングなのですが、第一部の「国際舞台で活躍する人財とは?」の中での話の切り口などわかりやすいし本質を突いています。

詳しいセミナーレポートがAGOSのサイトで公開されているので、是非読んでみて下さい。留学カウンセラーや国際機関などで働きたい方にはとても勉強になります。

レポートはこちらから>>>
 

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留学仕事人

留学仕事人

留学プロデューサーとも呼ばれる。

「こうすればなれる留学カウンセラー」(リーダーズノート社刊)の著者

留学業界20年以上。世界の学校500校以上を視察。海外の業界紙や国際会議で日本の留学事情を発信している留学仕事人。日本だけでなく海外の留学業界事情にも精通。

何故か音楽も都市もソウル好き。往年のソウルダンサー。最近はサイクリングがマイブーム。愛車はコペン。

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