留学&キャリアとしての留学カウンセラー

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世界の留学人口

UNESCOがGlobal Education Digest(GED)の2009年版を公表した。

このGEDは200ヶ国地域以上が参加して集計された世界最大の教育関連の統計だ。

中でも私が毎回ウォッチしているのは、世界の留学生動向(International Student Mobility)だ。

以下、今回の統計を見て私が注目したものを羅列してみる。

(1)高等教育機関への留学生数は1975年では80万人であったが2007年には280万人に増加している。実に350%増になっている。

(2)2007年には世界中で280万人だった高等教育機関に留学する留学生数は、2020年には700万人に増えると予想されている。

(3)留学生送り出し国ランキング
1 中国 40万人以上
2 インド 15万人以上
3 韓国 10万人以上
4 ドイツ 7万人以上
5 日本 約5万人

(4)留学生受入国ランキング
1 アメリカ 21.4%の世界シェア
2 イギリス 12.6%
3 フランス 8.8%
4 オーストラリア 7.6%
5 ドイツ 7.4%
6 日本 4.5%

(5)留学生はどのレベルの留学をしているか
職業スキル習得 9%
学士レベル 44%
修士レベル 40%
博士課程など 7%

(6)留学生はどんな分野の勉強をしているのか
ビジネス 23%
科学 15%
工学 14%
人文 14%
社会科学と法学 13%

上記(2)にあるように、今後この約10年で世界の留学生人口は、現在の2.5倍の700万人になるという予想である。日本も2020年までに受け入れ留学生の数を現在の倍強の30万人にしようとしている。(留学生30万人計画)

この世界のトレンドを見ると、ここ数年日本からの留学生数は減少しているが、これは一時的な現象で必ずまた増加してくると考えられる

確かに18歳人口の減少などの問題はあるが、この高等教育のグローバル化の波は今後日本にも、大きなインパクトを与えると考えている。


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外国人留学生の国内就職

昨年1月に当時の福田総理が掲げた「留学生30万人計画」により、国も本格的に留学生の受け入れを増やすために、様々な施策を行なっている。


その一つに卒業・終了後の国内就職支援がある。
日本人の就業人口の減少トレンドもあり、30万人計画だけのためではなく、留学生の国内就職支援は非常に重要だと考えられる。

そんな中、7月14日に法務省入国管理局から外国人留学生の国内就職についての統計が発表された。

−−−−−−−−以下msnの産経ニュースから−−−−−−−−−−−−−−

外国人留学生の国内就職は1万1千人に

2009.7.14 19:12

 法務省入国管理局は14日、日本の大学などを卒業して平成20年に国内で就職した外国人留学生が、6年連続増加し、過去最多の1万1040人(前年比7・6%増)に上ったと発表した。

 就職するには在留資格の変更が必要で、入管局は変更を許可した人数を集計。国籍・地域別では中国7651人、韓国1360人、台湾303人、ベトナム189人、バングラデシュ164人などで、アジアが全体の96・6%を占めた。

 就職先の職務内容別では、「翻訳・通訳」(33・7%)、「販売・営業」(16・2%)、「情報処理」(11・2%)の順だった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

この統計の対象になった留学生の最終学歴は、大学卒が5,300人、大学院卒が3,405人で、両者で全体の78.8%を占めているということだが、このような優秀な留学生の人材がどんどん日本の企業に就職し、日本企業の国際化を促していってほしいと思う。

また、今までの多くの日本企業においては、このようなある意味「異質」(一般的な日本人と異なる文化背景を持つという意味で)の人材を理解し、うまくコミュニケーションを取って仕事をしていける、海外留学経験を持つ日本人の存在も、今後益々重要になってくると思う。

今後は一部の国際企業だけでなく、他の多くの日本企業も是非そのことに早く気付き、積極的に留学経験を持つ日本人の採用を行なってほしい。


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国際交流の大先輩

日米教育委員会の2代前の事務局長のキャロライン・ヤンさんが今年のNAFSAの国際教育・交流における貢献をたたえる最大のRecognition Award である"Cassandra Pyle Award for Leadership and Collaboration in International education and Exchange "を受賞しました。


今回自分はNAFSA年次総会には参加できなかったので、専用ニュースブログサイトでヤンさんがこのAwardを受賞したことを知り、とても喜ばしく思いました。

私がこの仕事を始めた80年代には留学といえば殆どがアメリカ留学で、アメリカ留学の情報(特に高等教育機関)と言えば日米教育委員会でした。新米カウンセラーだった私には、まだまだ日米教育委員会の敷居はたかったのですが、私がいた会社の社長や先輩がヤンさんと親交が有り、たまにお会いさせていただく機会が有りました。

そんな私が彼女と本当に親しくなったのは、なんと私が入社3年目で始めて参加したミネアポリスでのNAFSAの年次総会の時でした。

年次総会期間中は研修会や教育展示会の他にファンイベントとして、毎回ダンスパーティがあるのですが、たまたま彼女とダンスさせてもらう機会が有り、気に入ってもらい、その後、毎年、年に1度のこのNAFSAのイベントで彼女と踊るのが恒例になっていたのです。

こんなところで、若かりし頃、踊りまくっていたことが役に立つとは思いませんでした(笑)。(実際留学中はとても役に立ちましたが)

ヤンさんの次の日米教育委員会事務局長のサムエル・シェパードさんは事務局長に就任する前に一緒にお仕事をさせていただいて、事務局長に就任してからも何度かカラオケのお供しました。
ここでは、趣味のカラオケが役に立ちました。

ヤンさんにしてもシェパードさんにしても、日本にいて日米間の教育交流に尽力した大先輩です。その彼らが未だ現役で国際交流畑で活動して頑張っているのを見ると、自分たちももっともっと世界に出て頑張らねばと思います。

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日本留学促進のための一つの取り組み

明治大学のプレスリリースによると、明治大学、(財)アジア学生文化協会、(株)JTB法人東京及び(株)ベネッセコーポレーションは、明治大学が推進する国際化拠点整備の取り組みを事業化するため、共同研究を行うことになったとつたえました。

目的は、「国際社会に貢献する人材作りを、迅速かつ効果的に推進する戦略、方策等を、4者が持つ経験、資産を活用し、構築するというもの。」とのことです。

具体的には以下の4つを進めていことになっています。
(1)海外における留学生募集拠点の整備
(2)日本留学ポータルサイト等の効果的な広報・募集方法の検討
(3)Webによる出願・入試システムの基盤整備
(4)日本語教育
(5)受入れ環境整備等

私が興味を持ったのが、日本留学のポータルサイトとWebによる出願などのシステムについてです。報道では私たち留学カウンセラーにもおなじみのアメリカのCollege Boardのサイトをお手本にするとありました。 

このCollege Boardのサイトは本当に優れもので、このぐらいの情報の網羅性とシステムの完成度を持った、日本留学のサイトができれば30万人達成に向けてとても心強いし確かに必要なことだと思います。願わくば、大学等のデータベースだけではなく、日本語学校の学校情報データベースも是非入れてほしいと思っています。

私の持論として、優秀な留学生を招致するには、いきなり高等教育機関への留学ばかりに入れようとしないで、まず一番留学しやすい語学留学生を増やし十分な絶対数を確保してから、高等教育機関へのステップアップを促すのが、一番確実だということです。行ってみればピラミッドの底辺である語学留学生をどんどん増やすことが、最終的には頂点の部分の優秀な留学生を増やすことに繋がるということです。

またこの取り組みについて私が感銘を受けたのは、明治大学がこの研究成果を同大のみならず日本中の大学が利用可能な共同基盤「留学促進共同プラットフォーム(仮称)」として共同利用を呼びかけていく計画にしているとのことです。

1日も早くこの素晴らしい「留学促進共同プラットフォーム(仮称)」の取り組みが実現してほしいと願っています。


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留学仕事人

留学仕事人

留学プロデューサーとも呼ばれる。

「こうすればなれる留学カウンセラー」(リーダーズノート社刊)の著者

留学業界20年以上。世界の学校500校以上を視察。海外の業界紙や国際会議で日本の留学事情を発信している留学仕事人。日本だけでなく海外の留学業界事情にも精通。

何故か音楽も都市もソウル好き。往年のソウルダンサー。最近はサイクリングがマイブーム。愛車はコペン。

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