留学&キャリアとしての留学カウンセラー

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7万人の留学生を受け入れるマルタ共和国

人口40万人弱のマルタ共和国は2011年に約7万人の英語留学生を受け入れたと発表した。

この地中海にあるマルタ共和国はイタリアの南端シチリアの南方にある3つの島からなり、総面積は日本の淡路島程度になります。公用語はマルタ語と英語だ。

40万人弱の国に7万人の留学生というのだから、留学生を受け入れる英語学校は一大産業ということになる。

もちろんイタリアからの学生が一番多く、ドイツやフランスからも多くの学生が留学する。これらヨーロッパの学生が夏の短期留学が多いのに比べ、南米やアジアからの学生は比較的長く留学する学生が多く、マルタの学校にとってはとてもありがたいお客さんだ。

日本でも7・8年ほど前からマルタへの英語留学をする人たちが少しずつ増えてきていた。私も4年ほど前に前職の会社でマルタ留学のサイトを立ち上げたことがある。

マルタの学校の多くがとても積極的に世界で学生のリクルーティングの活動をしている。私も日本で何校かの学校の代表者に会って話をしたが、皆とても熱心だ。

今後日本を含め他のアジアや南米からも、以前より多くの学生が留学するようになることが予想されている。





留学業者を利用した人の満足度は?(留学実態調査から 

先日、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が「海外留学経験者の追跡調査(平成23年度)の結果の概要」の発表を行った。

前回この調査は平成16年(2004年)に行われ、今回は2回目で、日本で一番信頼のおける留学体験者の調査と言えよう。

今回はその調査の一つにもなっている、留学斡旋業者について報告したいと思う。

まずこの調査の概要は以下になっている。

・調査方法:インターネット調査
・調査対象者:留学経験者で、留学終了後15年以内の20〜40歳代
・調査対象者数:1,506サンプル

1.斡旋利用の有無
・留学斡旋機関を利用:15.3%
・留学コンサルティング会社/団体:4.1%
・旅行会社:8%
・所属の大学など:9.1%
・利用していない:58.8%

利用しなかった人が6割弱というのは、予想より少し多かった。旅行会社も入れると広義の留学支援機関を利用した人は27%。まだまだ留学支援機関が活躍できる余地はありそうだ。

2.斡旋機関を利用しない理由
トップ3は以下
・初めから自分でやると決めていた:51.7%
・費用が高かった:15.6%
・知人に教えてもらえた:13%

*自分でやろうとしている人向けに十分留学斡旋機関を使うメリットが説明しきれていないようだ。

3.サービス利用理由(斡旋機関を利用した方対象)
トップ5は以下
・煩雑な手続きを避けるため:46.3%
・手続きを委託しなければできない(と思っていた):31.1%
・相談して利用したいと思った:16%
・時間がなかった:14.2%
・現地サポートが受けたかった:11%

*今後もう少し高い付加価値を提供できるように、新たなサービスを考えていくべきだと思う。

4.利用満足度
・非常によかった:20.6%
・良かった:38.4%
・ふつう:33.5%
・あまり良くない:4.8%
・非常に良くない:2.6%

*おおむね満足度は高いそうだ。

5.契約上の問題
82.3%の人は「特に問題なし」と答えているが、以下のような問題も起きている。
・契約内容とサービス内容が異なっていた:5.6%
・契約書がなかった:3.9%
・納得できない追加料金:3.5%
・返金に関してのトラブル:3.4%
・キャンセル料に関して:2.6% など

*やはり契約まわりの事前の十分な説明は重要だ。特に提供サービス内容、返金やキャンセルについてはわかりやすく説明する必要がある。

これらのデータは留学斡旋業者にとって非常に有用なデータだ。
多くの業者が、この調査をよく勉強して、サービスやオペレーションの改善を行ってほしい。

私としては、利用者のためになる今までにはない高付加価値のサービスやカウンセリングが行える留学エージェントが今後もっと出てきてほしいと願っている。

次回はこの調査から帰国後の就職絡みの部分について、まとめてみようと思う。




英国大学が留学生獲得のためエージェントに払う費用は70億円以上!

以前このブログでも紹介したように、現在アメリカの大学は、留学エージェントを利用しての留学生リクルーティングの問題で、大論争が起きている。

そこでも紹介したが、イギリスやオーストラリアでは、大学の留学エージェントの利用は当たり前である。

そんな中、今回 the Times Higher Educationで「UK universities spent UK£60 million on commission」記事が出た。

それによるとイギリスの大学は2010年度に約5万人の留学生を留学エージェント経由で獲得し、そのために約6千万ポンド(=約74億円)の費用(=エージェントに支払うコミッションなど)を支払っているとのことだ。

単純に計算すると留学生1人当たり15万円弱の費用になる。

英国大学の多くのコースは3年制なので文系コースなら授業料が年約100万ほどでこれを3年間で約300万とすると、300万の収入の内、コミッション支払としてのリクルーティング経費は収入(=授業料)のたった5%である。

もちろん留学生は大学に授業料だけでなく寮費や食費などの費用も大学に落とすし、キャンパスの国際化にも貢献する。

留学エージェント利用での最大の論点は、そのエージェントの倫理規範の問題である。つまり学生の都合ではなくエージェントの都合での大学紹介がまかり通らないかということである。

それについても記事の中で「Nicola Dandridge, Chief Executive of Universities UK, said agents provide an important signposting service. “Universities demand very high standards from their international agents and have their own processes for selecting which agents they work with and which they don’t.”」というコメントを紹介している。

翻って2020年までに30万人の留学生を獲得しようという目標を国家として掲げている日本の大学はどうだろう。

私の知る限り、留学エージェントを利用して留学生獲得を考えている大学はほとんどない。ある程度のレベルの大学の間ではゼロといってもいい。

では彼らはどうやって留学生を獲得しているのだろう?
一つは多額の奨学金の拠出、そして莫大な経費を使っての海外事務所の設置やリクルーティングツアーや留学フェアの参加である。

これらの費用を獲得留学生1人当たりで割ったら、英国のケースの15万円を超えてしまうのではないだろうか?

ご存知の通り、イギリスやオーストラリアの大学は殆どが公立大学である。その公の世界的にも評価が高い大学がすでに10年以上にわたって留学エージェントを利用してきている

アメリカや日本の大学も留学エージェントを利用することを真剣に考えるべきだと強く思っている。








ハーバードなどトップMBA30校の卒業生などと話せるイベント

私もかかわっている、海外トップ大学・大学院留学準備校のアゴスが今年も7月16日(月)海の日に「MBA留学夏祭り」を開催する。

今年で9回目を迎えるこのイベントは、トップビジネススクールの卒業生・在校生が100名以上も一堂に会するフェア形式のイベント。

アドミッションには聞けないMBA裏話、各校ごとの特色、卒業生の方の今のご活躍状況、MBA取得後のキャリアなどがその大学の卒業生や在校生から直接聞ける、めったにない機会なので、MBA留学を考えている方は是非参加してほしい。(参加費無料)

参加予約はこちら>>>

以下が今回参加する世界トップランクのビジネススクール30校。

Carnegie Mellon University / Tepper School of Business
Columbia University / Columbia Business School
Cornell University / The Johnson School
Dartmouth College / Tuck School of Business
Duke University / The Fuqua School of Business
Georgetown University / McDonough School of Business
Harvard University / Harvard Business School
HEC, Paris
Hitotsubashi University / Graduate School of International Corporate Strategy(ICS)
Indiana University, Bloomington / Kelley School of Business
London Business School
Massachusetts Institute of Technology / MIT Sloan School of Management
New York University / Leonard N. Stern School of Business
Northwestern University / Kellogg School of Management
Stanford University / Stanford Graduate School of Business
The University of Chicago / Chicago Booth School of Business
The University of North Carolina, Chapel Hill / Kenan-Flagler Business school
The University of Texas at Austin / McCombs School of Business
University of California, Berkeley / Haas School of Business
University of California, Los Angeles / UCLA Anderson School of Management
University of Maryland / Smith School of Business
University of Michigan, Ann Arbor / Stephen M. Ross School of Business
University of Navarra / IESE Business School
University of Oxford / Said Business School
University of Pensylvania / The Wharton School
University of Rochester / Simon Graduate School of Business
University of Virginia / Darden School of Business
Vanderbilt University / Owen Graduate School of Management
Washington University in St. Louis / Olin Business School
Yale University / School of Management

English UK(英国英語学校連盟)認定エージェント

世界から多くの留学生を受け入れている国の多くは、語学学校連盟を持っている。アメリカはAAIEPUCIEP、カナダはLanguage Canada、オーストラリアはEnglish Australia、イギリスはEnglish UKなどである。

各連盟は加盟校の品質向上の取り組み、マーケティング、国(政府)に対してのロビーイングなどいろんな活動を業界団体として行っている。

最近は連盟として留学生を送って入れる留学エージェントのカウンセラーの研修や、認定をする連盟も増えてきている。

今回私のところにもEnglish UKから認定エージェントになるための申請をしないかという連絡がきた。(私は留学エージェントではないので、ちょっと的外れな連絡だが)

このEnglish UK partner agencyになると以下のような様々な特典を与えてもらえるそうだ。

• An official partner agency certificate
• The right to use a partner agency logo on your own marketing and other material
• Your agency's logo, contact details and profile will be listed on the English UK website, referring students and English UK members directly to your agency - .
• Access to exclusive marketing collateral including poster/art work files and PowerPoint presentations
• Preferential access to selected English UK events and activities.


現在世界33か国で138のエージェントがPartnerになっている。
興味があって日本のPartnerエージェントを調べてみたら、なんとBEOという会社1社だけであった!(韓国は13社)

これだけ日本でもイギリスの英語留学を斡旋しているエージェントが多いのに1社というのは驚いた。

確かに誰でも選ばれるわけではなく、以下のような基準があるのだが、私の知る限りでも何社かはこの基準をクリアしている。なぜ日本のエージェントは申請しないのか?


−−−以下、Partner Agentになるための審査のステップなど。−−−−

• Complete a detailed business profile form
• Submit satisfactory references from 5 English UK member centres
• Have previously attended an English UK organised event (such as StudyWorld London, an English UK Fair, inward mission or workshop)
• Complete the English UK Partner Agency online briefing course.

たぶん日本の消費者があまりこのようなことを気にしないからエージェントはこのような認定に熱心ではないのであろう。
ある程度、留学エージェント業界も淘汰が進み、消費者からの信頼性も高まったということだろうか?業界人としてはそう思いたいが、単に消費者の業者選択の基準が甘いのかもしれない。

J-CROSS留学サービス審査機構の取り組みなどが進む昨今、日本の消費者の留学エージェントの選択基準もよりしっかりしてくるであろう。

より多くの日本のエージェントがこのEnglish UKのPartner Agentに申請する日も近いかもしれない。




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留学仕事人

留学仕事人

留学プロデューサーとも呼ばれる。

「こうすればなれる留学カウンセラー」(リーダーズノート社刊)の著者

留学業界20年以上。世界の学校500校以上を視察。海外の業界紙や国際会議で日本の留学事情を発信している留学仕事人。日本だけでなく海外の留学業界事情にも精通。

何故か音楽も都市もソウル好き。往年のソウルダンサー。最近はサイクリングがマイブーム。愛車はコペン。

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