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アジア留学は格安?−没原稿大公開4

拙著の「英語はアジアで学べばうまくいく」を作るために書いた原稿の中で、編集段階で没になったパートをこのブログで大公開します。



この本はもともとアジア留学のハンドブック的な内容になるような設計で書き始めたものですが、途中で方向転換し読み物として面白い内容に変えました。

今回紹介する没原稿は、当初の企画に沿って書いたものです。
実際出たものの追加情報としても面白いので是非読んでみてください。

さて今回はアジア留学のメリットの3つ目格安アジア留学費用に関する部分です。


−−−−幻の没原稿大公開4−−−−−−−−−−−


1−3 1ヶ月15万円(3食寝床付)?格安費用

「アジア英語留学」メリットの3は多くの留学希望者が気になる費用に関してです。

まずはじめに、留学にかかる費用にはどのようなものがあるか整理しておきましょう。

留学にかかる費用
 ‘学や滞在手配関連の諸手続き費用・・・願書申請料、滞在手配料、送金手数料など
◆ー業料
 滞在費
ぁ/費
ァ,小遣いなどの生活費
Α(欷曳
А‥蝋匣詐擇亡慙△垢詒駘僉ΑΑθ行機代、査証取得費用など
─[嘘悒汽檗璽筏ヾ悗愡拱Ъ蠖料(任意。自分で手配する場合は不要。)

,らイその国や都市の物価に連動する費用。Г距離や飛行機便の多さに連動する費用。Δ呂匹旅颪悗領嘘悗任眛韻原盂曄┐狼ヾ悗砲茲辰動曚覆蠅泙垢、留学希望者が少ないアジア英語留学の方が手数料が高い場合があります。

結論から言うと、アジア英語留学は欧米英語留学より格段に安くなります。そして、期間が長くなればなるほど欧米との価格差は広まります

アジア英語留学は良く費用が安いから、授業の質や生活環境が悪いと思っている人がいますが、それは大きな間違いです。

安くすむ理由は、留学先となるアジアの国の方が欧米の留学先より、「物価が安いので授業料や滞在費が安い」「近いから航空券が安い」からです。

アジアの学校がある都市の多くが、アジアを代表する都市で、欧米の田舎の学校に行くよりむしろ安くても、快適な都市生活を送れる場合もあります。

授業や先生の質も、自ら英語を準公用語として習得したアジアの先生の方が、非ネイティブの私たちには合っているし、教え方もうまいとも言えます。特に初級から中級ぐらいまではその傾向が強いと思います。

国の物価を考えると、アジア英語留学先4か国の中でシンガポール費用が一番高くなります。面積が東京23区と同等程度しかないことを考えると、特に、滞在費は日本と同じぐらいと考えておく必要があります。ただ、それでも物価は東京より安く、欧米留学よりは安くなります。

マレーシア、フィリピン、インドは、シンガポールよりさらに物価が安く、本当に格安で留学することが可能です。

その中でもフィリピンは、人件費の安さを武器に、マンツーマンの授業をメインにした英語学校が殆どで、短期間で集中的に格安で勉強できる環境が整っています。
例えばマニラの郊外のタガイタイにあるPhilACEという学校に4週間英語留学した場合、
1日7時間(マンツーマン 4時間+グループ3時間)に任意の無料クラス2時間(英語語彙クラス1時間+その他クラス1時間)のコースの場合でも、滞在費と食費を入れて4週間約15万ほどで留学できます。

これに比べ欧米への英語留学の場合は、場所によっても異なりますが1日5時間のレッスンを取ったとしても、授業料と滞在費と食費を合わせると4週間約25万円ほどになってしまいます。しかも欧米の学校の場合は1クラス約12人のグループレッスンのみでこの金額です。フィリピンのようにマンツーマンレッスンをメインにすると、簡単に留学費用は100万近くになってしまいます

また、アジア留学の場合、日本からの距離が短いこともあり、飛行機代も安くなります。最近、日本から多くのアジアの都市にLCC(格安航空会社)が飛ぶようになり、この価格差はさらに広がっています。

留学希望者にとって留学費用は、本当に大きな問題です。このように、低予算で留学が実現できるのはアジア英語留学の大きなメリットと言えるでしょう。

(次回はアジア留学とキャリアについてです。)






「グロービッシュ」、「アジアン英語」の時代−没原稿大公開3

拙著の「英語はアジアで学べばうまくいく」を作るために書いた原稿の中で、編集段階で没になったパートをこのブログで大公開します。



この本はもともとアジア留学のハンドブック的な内容になるような設計で書き始めたものですが、途中で方向転換し読み物として面白い内容に変えました。

今回紹介する没原稿は、当初の企画に沿って書いたものです。
実際出たものの追加情報としても面白いので是非読んでみてください。

さて今回はアジア留学のメリットの2番目として位置付けた「アジアン英語が学べること」に関する部分です。


−−−−幻の没原稿大公開3−−−−−−−−−−−


1−2 「グロービッシュ」、「アジアン英語」の時代

アジアに英語留学するメリットのその2は「アジアン英語が学べる」ことだと書きました。
この章では、そもそもなぜアジアン英語が学べることがメリットになるのかということを解説します。

ここでいう「アジアン英語」とは「アジア諸国の人たちとコミュニケーションするための英語」という定義とします

まず、「アジアン英語」について説明する前に、「はじめに」で書いたように、最近日本でも経済紙などで取り上げられ、注目された「グロービッシュ」について触れたいと思います。

「グロービッシュ」とは、簡単に言うと「ネイティブが使う難解な英語ではなくて、非ネイティブでもスムーズにコミュニケーションできるようなシンプルな英語」のことです。「グロービッシュ」の規定では、使用頻度が高い1500の英語ボキャブラリーと、標準的な英文法を使っての英語コミュニケーションを行うことになっています。

「グロービッシュ」はIBMの社員であったフランス人、ジャン=ポール・ネリエール氏が1989年に日本に出張した時、ネイティブの社員と英語で会話するより、非ネイティブの日本人社員と英語でコミュニケーションする方が断然にうまくできることに気付き、その後体系化したものです。

この「グロービッシュ」人気の動きは英語をコミュニケーションの「手段」と捉えることだと言えます。完璧な英語を目指すのではなく、簡素で多少間違いがあっても「意思疎通ができる手段としての英語」を目指そうということなのです。

私は、毎年海外で行われる留学関連の国際会議などのイベントに参加します。また、海外から来日する多くの学校関係者とコミュニケーションする機会があります。

そこでいつも感じることは、グロービッシュという概念を作ったネリエール氏と同様、非ネイティブ同士の方が、明らかに滑らかなコミュニケーションができるという事実です。

思うに、自分も話す相手も、無理に背伸びせずリラックスした精神状態で話せること、そして相手に分かるように言葉を選んで、話すことなどが無意識にできているからだと思います。

アジアの英語公用語国で英語留学をするというコンセプトは、そのような「グロービッシュ」の流れに近いものがあるかもしれません。

インド人やシンガポール人の英語は確かにネイティブとは違った独特なものがあります。でも、これからは、そのような彼らと意思疎通できる英語力を私たちはつけないといけません。それは、非ネイティブではない英語ネイティブとのコミュニケーションより本来、楽なはずだと言えます。

そして、アジア諸国から多くの留学生を受け入れるシンガポール、マレーシア、フィリピン、インドの英語学校に留学して、早くからアジアの周辺諸国から来たクラスメートたちと、つたない英語であってもコミュニケーションするという経験はとても貴重な体験になるでしょう。

昨今、世界的に英語を話す人の人口が増加したことにより、「非ネイティブがネイティブと英語で意思疎通をする」局面より「非ネイティブ同士で英語で意思疎通をする」局面が増えてきています

ましてやアジア諸国が益々世界の中での存在感を増してくるのにしたがって、今後日本人は、アジア諸国の人たちと英語でコミュニケーションする機会が、益々多くなります。

それを考えると、アジアの中でアジア人と一緒に英語を学ぶことが、「アジア英語留学」の大きなメリットの一つだと言えるでしょう。



(次回はアジア留学メリットの3つ目「格安留学費用」についてです。)


アジア留学メリット2−没原稿大公開2

拙著の「英語はアジアで学べばうまくいく」を作るために書いた原稿の中で、編集段階で没になったパートをこのブログで大公開します。

何度も書きますが、この本はもともとアジア留学のハンドブック的な内容になるような設計で書き始めたものですが、途中で方向転換し読み物として面白い内容に変えました。

今回紹介する没原稿は、当初の企画に沿って書いたものです。
実際出たものの追加情報としても面白いので是非読んでみてください。

さて今回は前回の続きで、なぜ「新興国で留学生活を送ることができる」ということが新興国で学ぶメリットになるのかという3つの理由のうちの2つ目と3つ目の理由の部分です。


−−−−幻の没原稿大公開−−−−−−−−−−−


理由その2 新興国の真の状況やニーズを理解できる

新興国で学ぶ第2の理由は、一定期間その場で暮らすことからわかる気付きがあるということです。

何でもそろうサービスも行き届いた成熟した日本から見ると、発展の過程にある新興国には、足りないもの、あったらいいサービスなどがたくさんあることに気付きます。

また、経済格差、公衆衛生、交通事情、文化、習慣など留学生としてそこに一定期間住むからこそわかる社会状況や庶民のニーズを理解できることが多くあります。

TVやネットで見るものとは違う現地の状況をライブで体験するからこそわかることができるのです。

今後存在感が益々大きくなるアジア新興国での生の生活経験を持っているということは、留学終了後大きな自分の財産になります。様々なビジネスチャンスに出会えることもあるでしょう。

そんな気付きを元に現地のニーズを踏まえ、現地で起業するも良いと思います。もちろん起業まではいかなくても、帰国後、企業に入って、その経験を活かすこともできるでしょう。


理由その3 アジアの人たちとのネットワークができる

アジアの新興国には、主にアジア周辺諸国から野心を持った留学生がたくさん集っています。

フィリピンはまだまだ日本人や韓国人がメインですが、シンガポール、マレーシア、インドには中国や台湾を始めベトナム、インドネシア、タイなど周辺アジア諸国からの留学生はもちろん、モンゴル、ロシア、アフリカ諸国などからも留学生が来るようになってきています。


これらの留学生の多くは欧米に留学するほどの経済的な余裕はないけれど、アジアの英語公用語国には留学できるだけの余裕はある人たちです。
経済格差が日本と比べと、とてつもなく大きいこれらのアジア諸国の中では、中流階級の上の方の人たちと言っていいでしょう。

彼らの多くは、英語を学んだ後にその国の大学などの高等教育機関に入り、学位取得を目指します。

マレーシアはトランスナショナル・エデュケーションと言ってマレーシアの大学内で、提携するイギリスやオーストラリアの大学の学位が取れるプログラムを持つ大学が多くあります。つまり一度もイギリスやオーストラリアに行くことなく、そのそれらの大学の学位が取得できるのです。

そんな、今後のアジアをしょって立つであろう高度人材予備軍の人たちが、自分のクラスメイトになるわけです。

そして、彼らの多くはアジアの中でいち早く先進国の仲間入りをした日本にあこがれを持っています。

また、フィリピンの一部の学校以外ならまだまだ日本人留学生は少ないのが現状です。もし、自分が積極的に心を開けば、留学中多くのアジアの友人を作ることができるのです。将来そのネットワークがいろんな意味で自分の財産になることは間違いないでしょう。

(次回はアジア留学メリットの「アジアンな英語を学ぶ」というパートを紹介します。)






アジア留学のメリット1−没原稿公開1

拙著の「英語はアジアで学べばうまくいく」は幸いなことに売り上げも堅調とのことで、嬉しい限りです。



今回からは、この本を作るために書いた原稿の中で、編集段階で没になったパートをこのブログで大公開します。

何度も書きますが、この本はもともとアジア留学のハンドブック的な内容になるような設計で書き始めたものですが、途中で方向転換し読み物として面白い内容に変えました。

今回から紹介する没原稿は、当初の企画に沿って書いたものです。
実際出たものの追加情報としても面白いので是非読んでみてください。

今回は当時第一章にと考えて書いたものの導入部分です。

−−−−幻の没原稿大公開−−−−−−−−−−−

1−1 アジア新興国で学ぶメリット

ここでは「なぜ欧米ではなくアジアで英語留学をするのか?」ということを解説することで「アジア新興国で学ぶメリット」を明確にしていきたいと思います。

アジアに英語留学するメリットは大きく分けると以下の3つがあります。

・メリット1 新興国で留学生活を送ることができる
・メリット2 アジアン英語が学べる
・メリット3 留学費用を安く抑えることができる

この章では、まず、なぜ「新興国で留学生活を送ることができる」ということが新興国で学ぶメリットになるのかという3つの理由を以下で解説したいと思います。

理由その1 人生のKSF(キー・サクセス・ファクター)が持てる
皆さんの中でもKSF(キー・サクセス・ファクター)という言葉を聞いたことがある方がいると思います。KSFとは「成功要因」ということです。なぜアジア新興国で留学生活を送ると、人生のKSFを得ることができるのでしょうか?

 まず約1500人の留学経験者(欧米諸国への留学を含む)の声を聴いてみましょう。

 独立行政法人日本学生支援機構が2012年3月に出した平成23年度「海外留学経験者追跡調査」報告書を見ると、留学経験を通してキャリアを成功に導くおおくのKSFを得ていることがわかります。

平成23年度「海外留学経験者追跡調査」結果抜粋(調査対象者数1,506人)
留学で得たもの(上位3つ)

・視野が広がった 54.0%
・語学力 33.1%
・異文化・国際感覚 31.8%

留学経験が今後の人生で役に立つと答えた人: 93.1%
上記の中で役に立ったと思う理由(上位3つ)
・語学力がついた 50.5%
・国際感覚・異文化理解力を得た 29.7%
・留学経験そのものが役立つ 26.5%

留学前と後で自国(日本)や外国に関しての考え方で変化した人: 86.5%

上記の中でどんな面が変化したか?(上位3つ)
・人生観
・文化面
・社会の捉え方

留学経験に満足した人: 89.1%
上記の内訳
・非常に満足: 31.3%
・結果的に満足: 36.5%
・どちらかと言えば満足: 22.1%

 この調査の対象者の約8割は欧米の留学の経験者ですが、アジア留学をするということは、ここに希少性と新興国での生活経験という付加価値加味されるわけです。

2008年のリーマンショック、そして2011年頃から広がりを見せたヨーロッパ経済危機。この20年近くも不景気やデフレに苦しむ日本も含め、欧米経済は間違いなく停滞傾向にあります。

そんな中、アジアの多くの国の経済は元気がよく、社会にも成長への期待や希望と活気があります。

私はここ数年意識してアジアの国を訪問しました。
震災直後の2011年4月には中国の上海に、その年はフィリピンのマニラ、クラークとセブ、シンガポール、韓国、そして2012年はマニラに2回、台湾、香港、マカオ、韓国に訪問し、語学学校や大学の視察をするとともに、それぞれの都市の人々の暮らしを垣間見て、その活気ある社会を肌で感じることができました。

私が留学を始めたころの1980年代後半頃からの日本のバブル経済時に自分が経験した、あの活気や何とも言えない昂揚感を一般の庶民のレベルの人々の中にも感じたのです。

同時期にアメリカ、カナダ、イギリスにも訪問しましたが、明らかにそれらの先進国とは違う活気がありました。

人生に希望を持つということはとても大切なことで、希望があるからこそ成長の意欲、失敗を乗り越える強い意志、そして行動力が生まれるのです。

上記にあった留学体験から得られること、そして、アジア新興国生活から得られる成長意欲、強い意志、行動力、それらの全てがKSF(成功要因)で、すなわち人生を勝ちゆく人が持つ特性だと私は確信しています。だからからこそ、私は「アジア英語留学」最大のメリットは、単に安く勉強できるというだけではなく、この「自分のKSFを持てるようになる」ことにあると思います。

そんな活気あるアジアの新興国で学ぶことで、是非皆さんに元気になってほしいし、21世紀の今後の自分の将来に希望を持ってほしいと思っています。

(この続き理由2は次回のブログで紹介します。)

どうですか?だいぶトーンや内容が本と違うでしょう?
まだまだ没原稿紹介するのでお楽しみに。








今回のアジア留学の本で書きたかったこと

拙著「英語はアジアで学べばうまくいく」が6月25日に販売されました。




26日からタイへの出張があり、昨日帰国したので、今日やっと本屋を回ることができました。

紀伊国屋さんやジュンク堂さんなどの大手書店ではしっかり平積みや、面差しで置かれていました。



面白かったのは、タイトルのせいか留学書コーナーにではなく英語書コーナーに置かれている本屋もあったことです。

今回以前にここでも書いたように、より多くの人の手に取ってもらえるように、タイトルから「留学」の文字を敢えて外し、内容も私の書いた原稿の約30%を没にして、簡単にそして読み物的にも興味深い内容にしています

まだまだ留学先としては全く認知されていないアジアで、それも留学という内容だけでは、きっと買ってくれる人が相当絞られてしまうと思ったからです。

ですので、今回は英語学習を全面にだし、そしてそれを注目されつつあるアジアでするということをタイトルに盛り込みました。

ただ、私がこの本で書こうと思ったエッセンスはちりばめていますし、とりわけ最後の「まとめ」の部分にしっかりと端的に書いておきました。

欧米一辺倒ではなく、同じアジアの国や人をもっと理解し、共通語である英語をその地で学んで、世界で活躍できる人材になってほしいということが、私のいいたかったことです。

是非、本を読んで感想を聞かせてください。



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留学仕事人

留学仕事人

留学プロデューサーとも呼ばれる。

「こうすればなれる留学カウンセラー」(リーダーズノート社刊)の著者

留学業界20年以上。世界の学校500校以上を視察。海外の業界紙や国際会議で日本の留学事情を発信している留学仕事人。日本だけでなく海外の留学業界事情にも精通。

何故か音楽も都市もソウル好き。往年のソウルダンサー。最近はサイクリングがマイブーム。愛車はコペン。

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